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I wish you a Merry Christmas!
暦では12月。古くからの言い方だと師走。 師走、というよりも、12月、といいたくなるのはクリスマスがあるせい。 キリスト教徒でもないクセして、都合のいいイベントだけを吸収して楽しむのは日本人のいいとこでもあるし、悪いとこでもあるような気がする。 けどそんな固い事いいっこなしで、楽しい時間を仲間達と過ごせたらそれだけで嬉しくなる。 今年のクリスマスも楽しい仲間達と送れそうだった。 「輝、飾り付けこれでいいかっ?」 「うん!すっごーくキレイだよっ。ねえっ?ドアにまたスプレーしていい?オレ、型紙作ったの。」 オレがカッティングシートで作った型を取り出すと、リーダーは嬉しそうに手にとって、自分の事みたいに自慢して有望主任に見せる。 「手先が器用だよなー本当に。すげえよ輝。」 「このくらいなら・・・えへへ。」 ガラスにシートを押しつけて、上から瑠衣ちゃんが専用のスプレーでしゅーっとひと吹き。 ゆっくり外して、出てきたイラストはベルをつけたトナカイ。 ふうっと息を一つ吐いて、今まで体験してきたことが夢でもなんでもない事を思いだして、なんだかちょっと切なくなる。 「お前、あいつの事・・・・・・。」 「ん。・・・リーダーありがとうっ。ごめんね。」 他のみんなが意識しちゃって言えないことを、リーダーは普通に、すっと言う。 軽やかに口に出してくれると、こっちも軽い口調で「平気だよっ」って言えて、もやもやも晴れてくる。 今年、オレの身の上は大変革を起こした。なんてったって正義の味方なんだもん。 まさかなっちゃうなんてウソみたい。 最初は、なんとかしてこの人達についていこうと必死だった。その必死が、いつしか周りに目を向ける事の余裕につながって、自分の感情だけで判断しちゃいけないこともたくさん増えた。 自分のポリシーに反する事もあった。 納得がどうしてもいかないこともあった。 けど、そんな中で絶対的に自分の礎となる存在になる人がいた。 それが、目の前にいるひと・・・赤星竜太さんと、後もう1人。黒羽健さん。 オレ、今年この人達に会えてホントよかった。 あ、瑠衣ちゃんもエイナも会えてよかったよっ。付け足しみたいだけど、ホントだからねっ。 色んな人に出会えるって、とっても素敵な事だなあ・・・。 そう思って、ハカセや洵さんがまた焼いているケーキの具合を見に行こうとするとベルが鳴る。 入ってきたのは長身の細い男の人・・・・・・エイナだ。紙袋をみっつ抱えてる。 「瑛那さん。」 瑠衣ちゃんが駆け寄ると、エイナは嬉しそうにして浅黄色の紙袋を彼女に手渡した。 がさがさ、と中を見てみるとおいしそうな焼き色のマドレーヌ。 「ラストだったよ。間にあってよかったぜ〜。」 「買うの大変だったでしょ?ごめんね瑛那さん。ありがとう!」 このとびっきりの笑顔の前で、だれが『大変だった〜』なんて言うんだろ。 エイナはお姫さまの笑顔に満足そうに笑って、そしてオレにそっけないファーストフードの紙袋を2つ手渡す。 「なんでマックなんて寄って来たのっ?」 「昼メシまだだっただろ?作るのめんどくせーと思ってさ〜。」 「クリスマスイヴまで体に悪いモンばっか食べてるなお前は。」 「赤星サンだって、黒羽だって似たよーなモンだろ?」 悪態を楽しそうにつきあっているリーダーとエイナを後目に、オレ達は袋の中身をチェックする。 一番安いハンバーガーに、ウーロン茶、シェイク、そしてSサイズのフライドポテト。 でもって 「あ、チキンナゲットだ。」 「お前ナゲット好きなのか?俺様好きなのよそれ。」 「へえ〜エイナがそんなの食べるのスキだなんて意外・・・。」 オレの感想に、エイナはちょっと苦笑してはにかむ。 実はオレ、翠川輝はこういうファーストフードやカロリーメイトとか・・・とにかく簡単に食べられるモノが苦手だった。 パンよりゴハン、サンドイッチよりおにぎり、スープよりみそ汁、ピクルスよりもお漬けもの。 日本式スローフードに慣れきった生活を送っていたから、栄養が機能的に詰まった補助食品はあまりスキじゃなかった。ファーストフードなんて最たるモノ。 友達と一緒に行っても、頼むものはいつもウーロン茶ばっかりだった。 ケド今じゃハンバーガーは別物。チキンナゲットも。 カロリーメイトは未だに苦手だけどね。 それは3年前のクリスマスイヴの話。 高校3年だったオレは、大学に進学する身の上でもなかったので本当にヒマな12月だった。 クラスのみんなと言えば1月のセンター試験の事で頭がいっぱい。クリスマスも正月もへったくれも何もなかった。 推薦で大学に行けたり、就職が決まってるんるん気分で年末をむかえられるヤツなんて数えるほど。 オレはうちで宮大工の技術をもっと向上させたいという理由から、数少ない方の身分になっていた。 友達と一緒に騒いでから、家族と一緒に過ごすために早く家に帰る。 それがいつものクリスマスだったんだけど、今回は家族と一緒に過ごそうと、勝手に考えていた。 の、だけれど・・・。 「私、今年は生徒会の先輩からパーティしようって言われているの。ごめんねお兄さま。」 「え・・・そうなんだ。残念だね。」 肩までの黒髪をはらってから『本当にごめんなさい。』と手を合わせるのは、一番上の妹のひなた。 出来のいいひなたは中学校に入ったばかりで生徒会役員に選ばれた。人当たりも良く、どちらかと言えば同性に受けが良い妹は早速先輩方に気に入られたらしい。 私の家にひなたちゃんを連れて行く、いいえ私の家がいい・・・とひっぱりだこになっているみたいだ。 「昴(すばる)は?」 「友達んちに行ってねー、SMAPのライブビデオ見せてもらうの!いいでしょー。」 11のクセして芸能人大好きな昴。ライブに行ったことがないと友達に言ったら、お姉さんがビデオを持っているから見に来いとの事らしい。 「ついでにご飯も食べようって!だから今年は一緒に過ごせないね。ゴメンね、あにい。」 甘えた声で「あにい」呼ばわりするときは、いっつもこうだもんなあ・・・。ちぇ。 「・・・じゃあ、クリスマスはオレととーこだけだねっ・・・。」 「あたし、あかりちゃんちでお泊まり会なのっ。」 兄のガッカリした顔はつゆ知らず、一番下の小さな妹が嬉しそうに微笑む。 あかりちゃんのママがケーキを一緒に作ろう、と誘ってくれたらしい。 だから、イヴは一緒じゃないけど、次の日にケーキ一緒に食べよう、とフォローなのかなんだかよくわからないことを言ってくれた。 「・・・・・・オヤジ達はデートだろ?」 「夫婦のつきあいだよ。わりいか。」 「どっちにしろ同じでしょっ。」 「いちいちうるせえガキだな、おめえは。」 オレの悪態に照れながら切り返すのはオヤジ。いい歳して照れないでよっ。 オヤジは母さんと一緒に食事。毎年こうだ。 しかも一緒に出かけないで、わざわざ別の場所で待ち合わせをする。 その時、家を出る母さんの顔がまるで恋人に会いに行くみたいで、オヤジに軽い嫉妬を覚えてたのは中学校の頃だったかなあっ? だから、クリスマスは最低2時間、両親からおいてけぼりになるのがウチ流だった。 オレが10歳くらいの頃は、午後から2時間。オヤジ達は暗くなる前に家に帰ってきて、それから家族団らんとなってた。それがだんだん夜にずれていって、今は暗くなってから。 その2時間でオレ達はケーキを作ったり、オヤジ達へのプレゼントをこづかい出し合って買ったり。 その時間がすごくスキだったのに、今年は無理みたい。 そう理解してちょっとがっくりしていると、母さんが心配そうに声をかける。 「きらちゃん、よかったら一緒にお食事しない?」 「あはは・・・母さんと一緒に行ったら父さんに怒られちゃうっ・・・。大丈夫だって、オレも予定くらい立てられるんだよっ。」 ウソ。 予定なんてひとつもなかった。 予定を作るつきあいをしてくれる友達は受験だし、ヒマなのはオレだけ。 今時期にひっぱり出すマネなんてしたら悪いし(当たり前だけど)。 (まあ・・・いっか。今年くらい、ひとりでも。) そう言い聞かせて、オレは24日の晩、1人で街に繰り出した。 街には幸せそうに2人で歩く男の人と綺麗なお姉さんとか、子供にプレゼントするのかな?大きな包みを持ったサラリーマン、友達同士でレストランから出てくる人達・・・。 なんか、浮き足だった人達でいっぱいだった。 どうしてこんな事だけで嬉しそうなんだろ・・・って言っているオレも、去年のクリスマスは友達や家族と騒いでいたっけ。 こんなことを思っている自分が、なんか情けなくてバカらしくなって、オレは近くにあったファーストフード店に入った。 クリスマスのマックなんか誰も入ってない。みんなお持ち帰りで、家でゆっくり食べるみたいだ。駅からちょっとはずれた場所にあるせいか、客はオレひとり。 バリューセットを頼んで、もさもさしたフライドポテトにパクついてた。 ひなたも、昴も、とーこも・・・ちょっと前までちっちゃな女の子だったのになっ。 みんなオレの後ろについて歩いて、けど、オレの手は生憎2つしかないから手をつなぎたがってケンカになってたっけ。聞き分けいいひなたがいっつもガマンして、昴ととーこが疲れてオヤジの背中で寝る頃に、そっと近づいて手をつないで歩いて帰る。 去年だって、オヤジ達に何買ってあげようかって相談したりしてさあ・・・。 「楽しかったのになあ・・・・・・ちぇ。」 ガラス張りのマックから見えるのはイルミネーションに彩られた風景と、ぶすーっとしている自分の顔。 その機嫌の悪さがわかって、思わず風景と鏡代わりになっている窓から目を離すと、男が1人近づいてきた。 「すいません、ここ、いーい?」 「あ、どーぞ・・・。」 ふたりがけの席にひとりで座っていたので、向かいの席にその人が座った。 整った顔をした男の人で、背がやたら高い。さらさらの髪がちょっと短めで首が寒そうだった。 男はニッコニコしながらシェイクをストローでかき混ぜてる。 ・・・・・・ん? ちょっと待って。 (そういえばこのマック、ガラ空きだったよっ・・・?) なんでわざわざオレと一緒の席に座るんだこのひと、と、目の前の男を見ると、満面の笑みでニッコニコし てる。 「どうしたの?彼氏に予定でもすっぽかされたのかな?」 「・・・・・・・・・あ。なるほど・・・・・・。」 オレはちょっと考えて、理解した。 この人、オレを女の子と間違って、ナンパしてるんだ・・・。 当時のオレの髪型は今よりちょっと長いだけ。 なのに、後ろ姿が女の子みたいだったそうだ。 それに付け加えてこのでかい目と細い腕!ああもう、イヤになっちゃうっ。 思いだしてもイヤになっちゃうよ。 「あの、もしかしてナンパしてるのっ?」 「オレもちょっと待ち合わせてる奴がいるんだけど、時間を間違えてさ。」 「女の子に軽く声かけるヤツってさ、よくわかんない・・・・・・。」 「よかったら一緒にお話でもしてよ?」 オレはため息をつく。目の前のナンパ男は全然気づきもしてない。 「あ、あのオレ・・・」 「え、お、女の子が「オレ」とか「ボク」っての、俺様ちょっと苦手・・・」 「男、なんですけど・・・・・・」 精一杯の低い声を出してみせる、けどどうもわかってくれない。 男はオレの低い声に苦笑して、笑いながらおしゃべりを勝手につづける。 「そ、そんな〜。キミを男に見る方が難しくないか?」 「ああもうっ!」 なんでわかってくれないんだろ。体中の力が抜けちゃう・・・・・・。 大体クリスマスイヴになんで自分が『男』だってことを見ず知らずの奴に説明しなくちゃいけないんだっ? オレはまたため息をつく。 チャパツのおにーちゃんは、そんなオレの心情なんか全然わかってないみたいで、まだ人なつっこい感じでニッコリしてる。 ・・・・・・もうっ。 「キミみたいな子をひとりぼっちにさせるなんてさ、よほどのバカか相当いい男なんだろーね。ま、俺様には負けるだろうけど。」 なーんつって!と軽く言っていたずらっぽくおどけて見せる。 「バカじゃないよっ・・・・・・。みんないい子ばっかりだよっ。」 「ん?」 笑い顔が急にぴたりと止まって、不思議そうな顔になる。 「みんな、オレと一緒にクリスマスだったのに・・・・・・今年はみんな、ひとりひとり予定があってさ。オレだけこんな感じなの。」 「何?男が出来たの?お友達に?」 「妹達のことっ!今年はみんな、友達とクリスマスパーティなんだって・・・・・・。友達はみんな受験だし。オヤジ達はオヤジ達で楽しんでるし。・・・オレだけこんなんなんだもん。」 言葉に出すたびに、自分がまた惨めったらしくなってくる。 オレは基本的に1人でいることがちょっと苦手。楽しい事も、自分一人で抱えるのがイヤなタイプ。 ましてこんなイベントに1人でいるだなんて、今まで生きてきた18年間、考えた事もなかった。 それに、妹達が離れていってしまうことも、淋しくてしょうがなかった。 年齢がちょっと離れている分、可愛くてしょうがなかったし、みんなそれぞれ器量もいい。後ろをとたとたとついて来たひなた達が、今年になって急に手を離してしまう。 こういう日が来るってわかっているけど、どうしようもなく胸がぎゅっと苦しくなる。 「そりゃ〜そーだろー?いつまでもみんな一緒にパーティ、なーんてわけにゃいかねえだろ?」 「けど・・・・・・。」 「いつまでもキミの後ろを歩いているわけにはいかねえだろ、妹さん達もよ。」 オレは彼の言う正論に納得しつつ、ムっとする。 そんなのオレだってわかってる。 ひなただって昴だってとーこだって、いずれどっか離れていっちゃう。 どんどん女の子らしくなって恋人とか出来たりして、オレから離れていっちゃうって決まってる。 「ちっちゃくても、自分の友達をみつけてさ、自分の世界を広げてくモンだろ?なんでも妹さんの事わかってるって思っててもさ、キミが知らない秘密とかができたりするじゃん。」 「そんなのわかってるけど・・・・・・・・・。」 「いつまでもキミのモノって訳には、行かねーんだぜ。」 わかってる。 妹だって、いっつも一緒に遊んでくれる友達だって、家族だって、いつまでも一緒にいられるわけがない。友達も来年になったら、別々の大学とか学校とかに行っちゃって、そんなにたくさんの時間、一緒にいられなくなる。 「わか・・・ってるよ。わかってた。妹達だっていつまでもオレの側にいるわけないんだもんっ・・・・・・。だけど・・・」 今年みんな、急にオレから離れていっちゃうのかと思ったら・・・・・・。 頭を後ろから叩かれたみたいになって。いきなり波みたいにさーっと離れていっちゃうようで・・・・・・。 いいようのない不安な気持ちが、よりによってクリスマスイヴにどかんってなっちゃったみたいで。 「離れる・・・って事はよ。」 髪をかき上げて、少し伏せ目がちに話す彼の顔はちょっと神妙だった。 「確かにさ、辛いけどよ・・・新しい場所で、また新しい世界を広げるって事だろ?」 「え?」 「キミは友達がけっこーいんだろ?その様子だとよ。」 「う、うん・・・・・・。」 「それは、キミが最初っから出会って来た友達だけじゃねえよ。友達の友達だったりさ、新しい事を始めて、そこで会った人だったりするじゃんよ。俺様もそうだけどさ。」 さっき話しかけてきた時よりも、ずっとずっと優しい笑顔。 オレはいつのまにかその人の話を食い入るように聞いていた。 「そこで、友達とか知り合いを増やしてよ、で、前の知り合いと一緒になったら、そいつもネットワークが広がってる。そこでまたリンクする・・・ってさ。合コンなんてそれの最たるモンだよなー!」 彼はまたからから笑って、そしてゆっくり微笑む。 オレもつられてゆっくり笑う。 「ひとりぼっちのクリスマスなんて今年だけだろきっと。貴重な時間じゃねーか。楽しもうぜ。」 と、ちょっと気取った感じでシェイクを持つ。目線でオレにウーロン茶を持つようにし向けて、こつん。 紙コップがグラスになって、ウーロン茶がシャンパンになる。 これも、彼の言うリンクなのかな・・・・・・。 不思議な魅力を持つ、おせっかいな男に、オレは始めて心から微笑んだ。 ちょっと遅い時間。 マックから出てくると、雪がちらほら降ってきていて、街灯がロマンチックにソフトフォーカスとなってた。 「ありがと、お兄さん。」 「いーよ、俺様もつきあってくれてありがとな。コレ。」 と言いながら、くれたモノはナゲット。 「寒い中あったけーモン食べながら歩くとさ、けっこー幸せになるぜ。じゃーなvかーいいお嬢さん。」 「待ち合わせの彼女によろしくねっ!」 お兄さんは苦笑しながら「さっ」と手を振り、電飾のあるビルの向こうへと消えていった。 「ほんと、可愛い彼女と待ち合わせだったらいーんだけどねえ・・・。」 「オレじゃ不服のようだな。」 『不服だっつの』といいつつさらりとした髪をかき上げて、ニっと笑うテンガロンハットに白いマフラーをした男を見る。 クリスマスだと言うのに、探偵業は休みがない。 映画やTVなどでは響きの良い職業の割に、現実の醜さを突きつけられる仕事だ。 先ほどの少女にゆっくり語った事が、すべて否定されてしまうような、そんな場面はしばしばだ。 汚い部分があったり、人はこんなに残酷な事ができるのかと思うくらい切ない想いにかられたり。 けれども、理想を語らなくても、思う事すらできなくなったらマズイとは考えている。 そんな風に考えているのなら、俺はまだ大丈夫かなと考え、いつもの顔に戻って見せる。 今日の依頼も、あまり気持ちが良いとは言えない尾行調査。 「さーて、行くか?黒羽?」 「そうだな・・・。」 きらきらひかる電飾で飾られたビルに似つかわしくない2人組は、今日の依頼のために街をゆっくり歩きはじめた。 ナゲットを頬張る。 口から暖かみが広がって、食道に入っていって、おなかの中をあったかーくしてくれる。 こんなことだけで幸せになれちゃう自分が、とっても単純だと思って、面白くてくすくす笑う。 いつも通りの道を歩く。家を見ると、明かりがついているのがわかった。 オヤジ達も、さすがに帰ってきてるみたい。 おみやげあるかな? オレは、残りのナゲットをディパックにしまいこんで、だっと走り出した。 「えーな、ねえナゲットちょうだいっ!」 「へいへいへい、ホレ。こっちは瑠衣ちゃんね。」 「あ、フィレオフィッシュだv瑠衣スキなの!」 「あれ、オレは?」 「赤星サンはいらねーんじゃねえの?」 また悪態をつきはじめた2人を、笑顔で見てる瑠衣ちゃんと有望主任。 ケーキを何個も持ってきて、デコレーションを頼むハカセ。 オレと一緒にシェイクを飲んでる洵さん。 ちょうどイイ頃に帰ってくる黒羽さん。 みんな、いつまでも一緒ってわけにはいかないけど、今、この人達と一緒にいられるのが、すっごくすっごーく、嬉しくてしょうがないっ! またいいことがあるように、来年も良い年であるように、これをサンタに願おうかなっ? Merry Christmas & Happy New Year! ===***=== The End ===***=== (戻る) |