★第10話 (1/4)
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――オズベース。シミュレーターマシンに座る5人。赤星・黄龍・翠川・瑠衣はシミュレーション用ヘルメット。黒羽、しなくてもいいゴーグルだけ。
――特大モニターの中、ジェットドラゴン・ランドドラゴン・ターボドラゴン・ラガードラゴン・スタードラゴン。
黄龍(ハンドル横のスイッチを押して)「もらいっ!」
翠川「はっずれー!こっちだよ!」(ハンドルを切る)
――ターボ・ラガーの上空にジェットドラゴン。
赤星「頭がお留守になってるぜ!…うわっ!」
――ジェットドラゴン、下から攻撃を受けて撃墜。モニター下方、対空砲から煙を上げるランドドラゴン。
黒羽「さらば、赤星撃墜王殿っ」(敬礼)
赤星(ヘルメットを取って)「くっそお!撃墜王って撃墜される方かよ…」
――モニターから爆音。猛スピードで突進してくるターボドラゴン。
黄龍「よそ見してんなよ〜っ!」
黒羽(素早くチッチッチと指を振る)「おおっとぉ、制限速度制限速度」
――砲塔をターボに向け、コクピットのスイッチを押す。車体後方から機銃。
翠川「ああっ!や、ヤバイヤバイ…!!」
――ハンドルを思いきり切る翠川。ラガー、大スリップ。
黄龍「テッ、テルこのバカ!」(慌ててブレーキを踏む)
――ターボ・ラガー衝突、大爆発。ヘルメットを取る黄龍・翠川。
黄龍「何やってんだテル! ヘッタくそってゆーか、カンがわりーってゆーか…」
翠川「しょうがないだろアレはっ!じゃあ、エイナ、やってみろよっ!」
黄龍「俺様を誰だと思ってんの? 俺様だったら絶〜っ対あそこでランドに一発喰らわして…いてっ」
――言い合う2人の頭を掴む赤星。
赤星「ケンカなし! 2人とも練習不足だっ!」
黒羽(ちょっとゴーグルを目から離して横目で)「まずは、交通法規から覚え直しだな」
黄龍「なんだっ……」
――突然、モニターで爆発音。驚いて振り向く4人。ヘルメットを取る瑠衣。Vサイン。
瑠衣「瑠衣の勝ち♪」
――モニター、飛んでいくスタードラゴン。炎上するランドドラゴン。黒羽、右手にゴーグル左手に帽子の両手を広げて口笛。
翠川「あ〜っ!瑠衣ちゃんずる〜い」
黄龍「悪女の才能アリって感じ?」
赤星「何言いやがる!」(黄龍の頭をはたく)「瑠衣、それだよ!相手の隙を突く!その呼吸だ」
黒羽「まあ隊長ったら、教育的だこと…」(帽子をかぶり直す)「負けましたよピンク。隠れた名パイロットだ」
瑠衣「ホント?やったね、スタードラゴンvv」
――モニターの中を飛び回るスタードラゴン。
タイトルIN『発進!リーブロボ参上』
――モニターの映像から研究室。
葉隠「輝君以外は、問題なさそうじゃの」(モニターを切る)「ま、輝君もすぐ慣れるじゃろ。なんせあの運動神経じゃし…」
――インターホンが鳴る。葉隠、受話器を取る。
葉隠「葉隠じゃ。…わかった、すぐ戻る」
――ベースのエレベーター。どんどん地下に降りていく。B18で止まる。艦橋のような通路を歩いていく葉隠。指紋照合で扉を開けると、そこには巨大なドッグがあった。何人ものOZの生き残り科学者・技術者が動いている。ドッグの中層で書類を片手に指示を出す田島博士。その見上げる先に、5機の巨大メカのシルエット。
――葉隠のところに有望が歩いてくる。
有望「博士」
葉隠「おお、主任。どうじゃ?」
有望「完璧です。問題の残っていた連結、間接部も」
葉隠「当然。主任が見ておってくれるならミスはあるまいて」
有望「そんな…」
葉隠「田島君は?」
有望「各機の微調整の方に回って下さってます。やっぱり凄いですわ田島博士は…!」
――指示を出している田島。自らも部品を取り調整に携わる。書類に何か書き付ける。別な所から呼ばれ、早足にそちらへ向かう。
葉隠「もちろんじゃ、田島君はOZきっての技術屋じゃからのお」
――確認に回っている田島に一人の科学者が駆け寄ってくる。
科学者「田島さん!ブリッジで葉隠博士がお待ちです」
田島「わかった、今行く」(機体の上の技術者に向かって)「チェックは任せた! 私は葉隠博士に会ってくる」
技術者「早く戻って下さいよ〜!」
――階段を上がってくる田島。
田島「お待たせしました」
葉隠「どうしたんじゃ?」
田島「合体シフトの方でちょっと…」
――書類と睨みあい、階段を下りていく葉隠、田島。モニタールームに入る有望。スイッチをいくつか押すと、モニターに5人のシミュレート映像が映る。
有望「合体シフトか……」
――モニター、撃墜されるジェットドラゴン。
有望「間に合ってちょうだい、リーブロボ……」
――スパイダル基地。モニターに映る過去のオズリーブスの戦い。倒される怪人たち。
アラクネー「おのれオズリーブス…」(拳を握り締める)
――靴音を響かせて振り返るアラクネー。同時に消えるモニター。スパイダル科学者たちが何かを作っている。
アラクネー「しかし、いい気になるのもこれまでよ。このディメンジョンストーン制御光線が完成すれば貴様らに勝機はない…!!」
――影の中から白い小さなロボットが浮遊してくる。
『アテンションアテンション、コマンダー・ブラックインパルス。コマンダー・ブラックインパルス』
アラクネー「司令官…!」
――歩き出すアラクネー。
――スパイダル作戦司令室。集まる四天王。現れるブラックインパルス。
BI「よくぞ集まった我が四天王たちよ…」
――それぞれ敬礼する四天王。シェロプのアップ、不愉快そうな顔。
BI「今また次元の扉が開かんとしている…」
アラクネー(一歩前に出る)「司令官。今こそあたくしに三次元征服の任、お任せ下さいませ」
シェロプ(間髪入れず)「ハッ!貴様のごとき小娘に何ができるか。平民出の成り上がり者の分際で作戦会議に最初に口を開こうなど… 身の程を知……!」
BI(シェロプの言葉を遮って)「黙るのは貴様だシェロプ!」
――引き下がるシェロプ。忍び笑うゴリアント、スプリガン。
BI「アラクネーよ。許す、申してみるがよい」
アラクネー「ははっ」(シェロプを横目で嘲笑って)「お喜び下さい司令官、あたくしの部下がディメンジョンストーン制御光線が完成させつつあります!」
BI「まことか!」
――ショックを受けるシェロプ、ゴリアント、スプリガン。3人小声で、
ゴリアント「ありゃあオレっち四天王の部下が共同で…!」
スプリガン「アラクネーめ…手柄ぁ立てたさにぬけがけしやがったな」
シェロプ「なんという小娘だ…これだから平民はっ!」
――構わず続けるアラクネー。
アラクネー「それさえあれば怪人たちの巨大化が自由になりますわ。そうなれば三次元征服などたやすいもの…! すでに暗黒次元より我が暗黒妖夢族最強の怪人ヒトデンジャーを呼び寄せております! ヒトデンジャーは人間どもの生体エネルギーを吸って、それを我が力とすることができます。彼奴の能力ならば、彼のにっくきオズリーブスとは言えひとたまりもありますまい…。まずはヒトデンジャーにオズリーブス並びに人間どもの生体エネルギーを吸わせ大幅なパワーアップを計り、そののち巨大化し、首都東京を壊滅させます!」
BI「うむ、さすがは夢織将軍アラクネーよ! ヒトデンジャーを地上に放て!!」
アラクネー「ははっ!!」
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