★第23話 (7/8)
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――戦場は荒野に移動している。スピンドルに苦戦する3人。ブラック、チェリーをつがえる。
ブラック「ブラック・チェリー!!」
――強烈なフラッシュの中で、チェリーがスピンドルの身体をそれて爆発。
ブラック「くっ 狙いがっ」
スピンドル「リフレクト・ビーム!」
ブラック「ぐあっ」
――スピンドルのビームをくらうブラック。助けに入るイエローとグリーン。
イエロー「大丈夫かよっ?」
ブラック「くっ だ、大丈夫だ‥‥」
グリーン「せめて曇ってくれるといいのにっ」
ブラック「そうか! オズブルーン!」
――飛んでくるオズブルーン。
ブラック「人工雲発生!」
グリーン「およ‥‥。曇った‥‥」
イエロー「ザマーみろ! これで反射できないっしょ!」
スピンドル「甘く見るなよ。ウィーヴィング・ショット!!」
――スピンドル。大きめのガラス玉のようなものを投げつけてくる。1つが沢山の小さな爆弾に分離して3人に降りかかる。慌てて避ける3人。
イエロー「チャクラム・ストームシュー‥‥このっ」
――スピンドルのフラッシュ。イエロー、撃つのを止める。
ブラック「くそっ 目くらましは別クチか!」
――続く戦い。
===***===
――夢の中。
――両親に向かって歩いていく瑠衣。一歩前に出て娘を迎える綾。どちらからともなく手を上げて、しっかりと抱き合う。瑠衣の背、もう綾とほとんど同じくらい。しばらくそうしているが、瑠衣、母親からそっと身体を離す。
瑠衣「‥‥心配しないでね‥‥。でも‥‥ちゃんと見ててね‥‥」
――にっこりと頷く桜木と綾。
瑠衣「‥‥またね‥‥」
――桜木と綾、光に包まれて消える。
――両親の消えたあたりをじっと見ている瑠衣。その背中から赤星が声をかける。
赤星「瑠衣‥‥」
瑠衣(涙を拭いて振り返る。笑顔)「あ、大丈夫。これで、データってとれたの‥‥」
赤星(瑠衣を遮って)「無理すんな、瑠衣!」
――瑠衣、すこし驚いた表情。赤星、悲しげ。
赤星「‥‥‥無理しないで、くれよ‥‥‥。戻らないものは戻らない‥‥。けど、悲しい時は、悲しいでいいはずだ! 泣きたい時だって‥‥。そう‥‥茂君にも言ったじゃないか‥‥」
瑠衣(微笑んで)「‥‥‥うん、そう言った‥‥‥。でも‥‥。でもね、あたし‥‥。あたし、今は、少し無理しなきゃ駄目な時なんだと思うの」
赤星「え‥‥?」
瑠衣「もっと自分に、自信、持ちたいの‥‥。もし泣いちゃっても、これは今だけって安心できるぐらいに、強くなりたい。だから‥‥今は‥‥‥‥」
赤星「‥‥瑠衣‥‥」
――赤星、辛そうにそらした視線を、再び瑠衣に戻す。
赤星「確かに強くなるには無理も必要だよ。でもな、身体も心も時にはラクさせなきゃダメだし、ラクできる場所があるってわかってなきゃ、きっと続けてらんなくなる‥‥。そんな時は逃げでも甘えでもいいんだ。俺でダメなら誰でもいい。誰か‥‥。どこか‥‥」
瑠衣「‥‥ありがと‥‥。ほんとにありがと‥‥。あたし、赤星さんにも黒羽さんにもほんとに感謝してるの。小さい時からずっと‥‥。だから、赤星さんと黒羽さんのためにも、あたし強くなるの。だから赤星さん、先に帰って? あたし、ここから一人で帰ってみる」
赤星「‥‥‥わかった‥‥」
――赤星。瑠衣に背中を向けると歩き出す。
瑠衣「ね、赤星さん?」
赤星(振り返って)「ん?」
瑠衣「ひとつだけ聞かせて。パパとママは、あたしに仇を取って欲しいって思ってると思う?」
――赤星、瑠衣に向き直ると、まっすぐに瑠衣の顔を見つめる。
赤星「いや‥‥。俺の知ってる桜木博士と綾博士は、そんな風に考える人じゃなかったと思う」
瑠衣「‥‥そう‥‥だよね‥‥。あたしも‥‥そう思う‥‥」
赤星「瑠衣‥‥?」
瑠衣「あ、気にしないで。それとね。あたしの夢、戻らないことばっかりじゃないんだよ」
――瑠衣、少し後を見やる。赤星が視線を上げると遠くに立っている長身。シルエットだけで顔は見えない。髪をかきあげて手を振る。瑠衣、左手首のポケットチーフをするりととると、それを風に乗せて手放す。黄色いチーフが長身に向かって流れていく。
――驚いて目を見張る赤星。だが、瑠衣の笑顔に、ちょっと苦笑気味の笑顔を返すと、向きをかえて歩き出す。その身体が光に包まれ、消えていく。それを見送る瑠衣。
――一人に残った瑠衣、目を閉じて仰向き物思いに沈む。目尻から涙。
瑠衣「‥‥パパ‥‥ママ‥‥」
赤星の声『桜木博士と綾博士は、そんな風に考える人じゃなかったと思う』
瑠衣(独白)「‥‥そう‥‥。パパとママは‥‥きっと‥‥。‥‥でも、あたし‥‥まだ‥‥‥」
――瑠衣。目を開いて前方をじっと見る。決意の表情。
瑠衣「‥‥あたしは‥‥強くなる‥‥‥‥」
――瑠衣の身体がきらきらと光に包まれていく。
===***===
――目覚める瑠衣。視界に洵の優しい笑顔が入る。
洵「お疲れさま、瑠衣ちゃん」
瑠衣「あ‥‥、洵先生」
――起き上がる瑠衣。部屋の中は二人だけ。
瑠衣「あの‥‥うまくいったんですか?」
洵「うん。ばっちりだって。博士と田尾博士、二人でもう西都病院に向かってるよ?」
瑠衣「茂くんたちは?」
洵「博士たちと病院に帰ってもらった。一応検査しとかないとね。秋山先生に連絡してあるから大丈夫。美雪ちゃんのお母さんが、茂くんのことは心配しないでって伝えてくださいって」
瑠衣(ほっとしたように)「よかったぁ!」
洵「竜太さん、なんか、約束したから隣の部屋で待ってるって言ってたけど‥‥」
瑠衣「あは‥‥。なんか、赤星さんらしい‥‥」
――瑠衣の笑顔がすっとひきしまり、とんとベッドから下りる。
瑠衣「じゃ、洵先生。行ってきます」
洵「気を付けて」
――部屋を出る瑠衣。笑顔で迎える田島と赤星。
赤星「お帰り、瑠衣。よくやったな!」
瑠衣「うん!」
赤星「早速だけど、行くぞ!」
瑠衣「はい!」
――田島に軽く挨拶して、部屋を出ていく赤星と瑠衣。満足そうな笑顔で見送る田島。
===***===
スピンドル「これで最後だ! ウィーヴィング・ショット!!」
――非常に広範囲に大量の爆弾を浴びせかける。避けきれない。そこに飛び込んでくるピンク。
ピンク「マジカルスティック・リボン・トルネード!」
――3人の前に立ちはだかるピンク。マジカルスティックの一端からリボンが伸びてくるくると回っている。電磁気の傘のようになって大量の小型爆弾をはね返す。
グリーン「ピンクっ」
イエロー「すっげーぜ!」
レッド「待たせたな!」
――駆け寄ってきたレッド、ブラックに2つの大きめのカプセルを渡す。
レッド「特殊塗料だ。塗ったくればバズーカが効くだろうって。これしかねえから外すな!」
ブラック「そりゃ、ヤツのフラッシュを止めねえと難しいぞ!」
レッド「まかせとけって! いっくぜーっっ」
グリーン「ちょ、ちょっと、目くらましが‥‥!」
――構わずつっこんでいくレッド。
レッド「リーブライザーッ」
スピンドル「これでもくらえっ」
――スピンドルの背中と胸の発光体から強力な目くらまし。が、レッド動じず飛び込む。驚くスピンドルの腕をかいくぐり強烈なパンチを浴びせる。右ストレートが胸の発光体を直撃して破壊。スピンドルよろめいて後退。
スピンドル「な、なぜ‥‥!?」
グリーン(追いかけてきたグリーン、レッドと並ぶ)「ど、どうやったの!?」
レッド「目ぇつぶってただけ! もう開けて平気かよ?」
グリーン(がくっとなりながら)「れ、レッドってば‥‥」
ブラック「ようし! ブラックチェリー!!」
――チェリーがスピンドルの胴体に2発命中。塗料がスピンドルの身体を染める。
スピンドル「なにいっ」
イエロー「じゃー、お試しタイム! リーブラスターッ」
――リーブラスターが黒く染まった部分に命中。
スピンドル「ぐわあっ!」
イエロー「ばっちりだぜ!」
ピンク「スターバズーカ!!」
――5人バズーカにリーブレスをセット。
5人「スターバズーカ! ファイヤ―――ッ」
――破壊されるスピンドル。物陰からアラクネー。
アラクネー「おのれっ オズリーブス!! 目覚めなさい、スピンドル!!」
――アラクネー、籠手の石を操作。破壊されたスピンドルのディメンジョン・ストーンが光り、スピンドル巨大化。
レッド「みんな! リーブロボだ!」
ブラック「ランドドラゴン、GO!」
イエロー「カモン・ターボドラゴン!」
グリーン「ラガー! 出番だよっ」
ピンク「スタードラゴン、発進!」
レッド「いくぜっ、ジェットドラゴン!!」
――飛んでくるメカ。それぞれに吸い込まれる戦士達。メカが合体してリーブロボとなる。
5人「チャージアップ!! リーブロボ参上!!」
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