★第6話 (1/4)
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――スパイダル本拠地

シェロプ「どういうことだ、スプリガン? OZの奴らがこんなところで出てくるとは、
お前の機甲空挺師団も所詮名ばかりか?」
スプリガン「ハ! 侯爵様も人のセイにするのがお好きですな。オレのあの時の任務は、あの研究所の壊滅だけでね。残党がいたなら、他にもOZのアジトがあったんだろうよ」
アラクネー「スプリガン。私の探索にケチをつけるつもり?」
スプリガン「い、いや‥‥、そういう意味じゃ‥‥。おいおい、怒るなよ、アラクネー。可愛い顔が台無しだぜ」

ゴリアント「へっ、どいつもこいつもざまぁねーぜ! お互いに他人のせいにしてよ。どうだい、シェロプ。オレっちの部下でも一人貸してやろうか?モンスター軍団にはあんなヤツらに背中見せるようなやつぁ一人もいねーぜ!」
シェロプ「ぶ、無礼なっ! この私がお前の汚い手など借りることなどありえん!」

――ブラックインパルス(以下BI)IN
BI「シェロプ‥‥。アセロポッドたちが消えた状況など鑑みて、油断するなと言ったはずだ。それを二度も引いてくるとは‥‥」
シェロプ「お待ち下さい、司令官殿。アセロポッドたちを消したのが新勢力ではなくOZの残党であることがわかったのはむしろ好都合。もはや戦力など、ほとんど残ってはおりますまい。たしかにマルキガイナスが遅れを取ったのは事実ではありますが、4人の手はすべて分析しております。次に次元回廊が開いた時が、あやつらの最後かと‥‥」

BI「その言葉、行動で示してもらおうか‥‥」
――BI背中を向けて去る アラクネー後に続く
スプリガン「作戦の成功、この私めも祈ってますぜ、侯爵様!」
――スプリガン、貴族風の慇懃な礼をしてみせて、去っていく
ゴリアント「オレっちに頼むんなら今のうちだぜ! ヒーッヒッヒッ‥‥!」(笑いながら去る)

シェロプ「チッ‥‥ゲスなやつらが‥‥! マルキガイナスッ」
マルキガイナス「ハッ」
シェロプ「あの4人、必ず血祭りにあげてくるのだ!」
マルキガイナス「お任せ下さい。私に何か攻撃をしかけてきたとき‥‥それがヤツらの最後です」
シェロプ「ヤツらの死か、貴様の死か、どちらかだ。わかっておろうな」
マルキガイナス「ははっ 暗黒怪魔軍団の名誉をかけて!」


===***=== タイトルIN「龍球戦隊オズリーブス!!」===***===


――林の中、金属音と気合いの声が響く。レッドとブラック、ブレードモードで激しく切り結んでいる。互いにかなり本気。ブラックの打ち込みをかわしきれなくなったレッドのブレード、大きくはじき飛ばされる。
ブラック「もらった!」(上段から切り込むブラック)
レッド「リーブライザー!」(リーブ粒子がレッドの前腕部を覆う)
――レッド、自分からつっこみ、ブレードの根元の部分を左腕で受け止める。
ブラック「なっ!」

――レッド、ブラックの虚をついて左腕で剣を押し返し、右の拳でブレードをはじき飛ばす。
ブラック「そんなのアリですかい、赤星隊長?」
レッド「へっ 道場じゃないんでねっ いくぜ、黒羽!」
ブラック「まったく、この旦那は!」
――二人、今度は素手で組み合っていく

===***===

――オズベース、射撃ルーム。大量の的を両手のリーブ・ライザーで撃っていく黄龍。ものすごい命中率。後ろで見ている翠川、感嘆の拍手。
翠川「エイナ! 凄いっ 凄いよっ」
黄龍「このくらい朝飯前ってねー。ちっとは尊敬してんのかよ、テル〜?」
翠川「うん! だからオレにも、もっと教えてっ」
黄龍「あっら〜。お前って、ホーント素直ね。でも動体視力がいいんなら、射撃もマジでやったらけっこういいセンいくかもな」
翠川「ホントっ!? やった! オレ、すっごく苦手だったんだ、銃って!」

黄龍「銃だけじゃないじゃん。お前、機械系からっきしだもんなー。よし。バカの一つ覚えでいいやつ教えてやる」
翠川「バカってどーゆー意味だよっ」
黄龍「たとえだってーの! 文句言うなら出てけって感じ?」
翠川「文句じゃないから、ちゃんと教えてよっ」
――やいのやいの言い合いながら、翠川に教え始める黄龍。

===***===

――オズベース、研究室モニター前で、葉隠、有望、田島。三人とも少し疲れた顔をしている。
葉隠「どうじゃ、田島君?」
田島「早急にはムリですね‥‥。リーブ粒子をバズーカとして使うには、エネルギー順位の高い、つまり不安定な状態のリーブ粒子を臨界量保持する仕組みが必要です。どうしても、あと2週間は欲しいところですね」
葉隠「彼らのパワーアップのほうは?」
田島「レッドのリーブライザーにはマックスモードを装備しました。ただそれを使えばライザーが使える時間は短くなります。またブラックチェリーの射程距離を2割増。チャクラム用の新型爆薬の製造が終わっています。しかし、決定的なものは‥‥」

葉隠「そうか‥‥。有望君‥‥例のものは‥‥」
有望「はい‥‥。あとはリーブレスをすこし改造すれば‥‥。たしかに、今の私たちにとって最も早急で確実に準備できて、かつ効果的な手段はこれしかありません‥‥。でも‥‥」
葉隠「わかっておる。一度で決められなかった時、彼らを決定的な危険に晒してしまう。‥‥そのうえ‥‥」
有望「‥‥赤星は‥‥あの人、きっと納得しませんわ‥‥」

葉隠「次元回廊が開くときまでに、スターバズーカの開発が終わっておればよいが、その前にあの怪物がやってきたら‥‥‥‥」
有望「そうですわね。‥‥必ず敵を倒せるように‥‥もう一度最終の調整をしてみます」
葉隠「頼むぞ」

===***===

――オズベースの廊下。赤星と黒羽が歩いてくる。
赤星「やっぱ、お前とやり合うのは、楽しくていいや!」
黒羽「オレはゴメンですね。旦那みたいな野生の証明と、マトモな人間がやり合おうってのが間違ってる」
赤星「どこにマトモな人間がいるんだよ」
――黒羽、親指で自分の鼻を指し示す。
赤星(とぼけて)「どこにいるのかなぁ? 顔見てえなぁ?」
――顔を見合わせて笑う二人、トレーニングルームの脇を通過すると、声が聞こえてくる。ドアから中の様子を見る二人。中ではグリーンとイエロー

グリーン「エイナッ いっくよーっ」
イエロー「なんで、射撃を教えた礼が、組み手の相手になるわけ〜!」
グリーン「だって、組み手は一人じゃできないもん! ホラ、マジメに防御しろよっ」
イエロー「そーゆー意味じゃね〜! あ、バカッ 顔は狙うなっ」
グリーン「ホンキでやんなきゃ、だめだよっ」
イエロー「あとでベソかくんじゃねーぞっ! リーブチャクラムッ」

――チャクラム、グリーンの頭上すれすれを飛ぶ
グリーン「わっ ずるいっ」
イエロー「ホンキでやれって言ったのお前っしょ! いくぜっ、アキラ!」
グリーン「こっちじゃ、負けないよ! エイナッ」
――真剣に打ち合っていく二人

――赤星と黒羽、顔を見合わせて微笑む。
黒羽(小さく)「鬼コーチのお仕込みがよろしいようで‥‥」
赤星「別に普通にやってるだけだぞ」(小声で応じながらだんだんに真剣な眼差しになってくる)「しかし‥‥こうなってくると、黄龍もそろそろ接近戦の割合を増やした方がいいかもな。もう銃とチャクラムについては文句ねえから‥‥」

――二人、コントロール・ルームに向かって歩き始める。

黒羽「また、来るんだろうな、あの乱暴なお客さんたちは‥‥」
赤星「それまでに、スターバズーカの開発が出来りゃいいんだが‥‥」
黒羽「ダメなのか?」
赤星「田島さん、最低でもあと2週間って言ってたんだ。で、計算によると次元回廊が開く確率は週に1.3回」

黒羽(ヒュウ〜と口笛)「そりゃ、ありがたい予報ですなあ」(真剣な顔で)「同じ手がそう何度も通用するとも思えんしな‥‥」
赤星「ああ‥‥」
――と、響きわたる警報。黒羽、赤星、走り出す。後ろから黄龍と翠川。

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