★第6話 (4/4)
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――「森の小路」重苦しい雰囲気。赤星カウンター席。その前にピンクのリーブレス。黒羽、赤星から少し離れてカウンター席に。黄龍、翠川。ボックス席に。ドアベル。瑠衣と有望が入ってくる。

有望「赤星‥‥あなた、ピンクスーツが瑠衣ちゃんに合わせて作られたこと、知って‥‥」
赤星「有望! 余計なこと、言うな!」
瑠衣「赤星さん‥‥あたし‥‥」
赤星「‥‥瑠衣。確かにピンクスーツの仕様はマジカル・スティックの時のお前のデータが元になってる。だからって、あのスーツがお前用ってわけじゃないんだ」

瑠衣「‥‥赤星さん‥‥。パパとママ‥‥いつもすごく遅くまでお仕事してたでしょ? 時には、お休みの日も研究所に行ってて‥‥。でね、いつも瑠衣に言ってたの。パパとママは、今の組織では対応できないようなことが起きた時に、みんなを守るための仕事をしてるんだって。だから我慢してねって‥‥。それなのに、あの日‥‥」
――赤星、黒羽、うつむく。瑠衣、涙をこらえながら話し続ける。

瑠衣「あたし‥‥。そんなパパとママのこと、ちょっとでも手伝いたいの。自分に何かできるなら、それをやりたいの!」
赤星「‥‥‥‥桜木博士に、お前を頼むって言われたんだ‥‥。お前を危険な目になんか遭わせらんねえよっ!」

瑠衣(激しく)「あたしだって、パパとママを殺されて、悔しいよっ!」
――赤星、ハッとして瑠衣を見つめる。
瑠衣「あたしだって悔しいよ‥‥。パパとママを殺した人たちが、この国に攻めてきて、あたしみたいな子がまたできるかもしれなくて‥‥。なのに、戦いたいって言っちゃいけないの!? あたしにできること、やりたいって思っちゃいけないの!?」
赤星(言葉を失って)「瑠衣‥‥」

――黄龍、瑠衣の横に近より長身をかがめると、強く握り締めた瑠衣の手にそっと触れる。瑠衣、驚いて手の力を抜く。黄龍、それでいいという風に瑠衣に微笑みかける。
黄龍「そうだよな‥‥。こん中でヤツラと戦う理由をいっとう持ってんのが、瑠衣ちゃんなんだもんな‥‥」
瑠衣「瑛那さん‥‥」
翠川「エイナッ 何、言いだすんだよっ!」

黄龍「アキラは黙ってなって。赤星さんよ、あんたの気持ちもわかんねーじゃねーけど、親を殺したヤツラが攻めてくんだぜ? なんとかしたいって思うの、ごく自然な感情なんじゃねーの?」
赤星「‥‥黄龍‥‥!」
黄龍「ハハ‥‥。俺、らしくもねーこと言ってるってかい? はん。俺だってこんな可愛い子が戦いに行くっての止めねーなんて、どうかしてると思うよー。だけどよ‥‥」

黒羽「‥‥‥‥瑛ちゃんの言うとおりかもしれんな‥‥」
赤星「く、黒羽、お前まで‥‥?」
黒羽「赤星‥‥。オレたち瑠衣ちゃんの近くにいすぎて、逆に、瑠衣ちゃんのホントの気持ち、見失ってたのかもしれねえ‥‥。この子は小さな子供じゃない。もう、自分の意志で自分の生き方、決められる歳だ」
瑠衣「黒羽さん‥‥ありがとう‥‥!」

有望(微笑みながら)「赤星‥‥。女はね、あなたが考えてるほど弱いものじゃないのよ。それに、ピンクスーツの出来は完璧よ。同じ衝撃を受けて、あなたがぼろぼろになっても、瑠衣ちゃんは絶対に平気って保証してあげる。どう、これで安心できた?」
赤星(大きな溜息をついて)「ひでーこと言うぜ、有望‥‥。‥‥よし‥‥わかったよ」
翠川「リ、リーダーってばっ」

赤星「輝、俺たちの負けらしいぜ。そのかわり‥‥、瑠衣!」
瑠衣「はい‥‥」
赤星「現場(げんじょう)に出たら、俺の命令は絶対だ。いいな」
瑠衣「は、はい」
赤星「逃げろと言ったら、絶対逃げるんだ。たとえ俺たちに何かあったとしても、だ。このこと、守れるか?」
瑠衣「‥‥はい!」

――赤星、カウンターからピンクのリーブレスを取り、瑠衣に差し出す。
赤星「桜木瑠衣。ピンクリーブスとして、俺たちと共にスパイダルと戦ってくれ」
瑠衣「はい!」

――鳩時計のハトが飛び出して鳴き始める。赤星、黒羽、翠川、一足先に秘密通路へ。瑠衣の肩を軽くたたいて笑いかけた黄龍、3人の後を追う。有望、微笑んで瑠衣を抱き寄せ、二人並んでOUT。

===***===

――ビルの中の公園。アセロポッドたちが商店を破壊し、人々を襲う。マルキガイナスが両腕に装着した銃を周囲に発砲。逃げまどう人々。と、そこに響き渡る声

レッド「そこまでだっ!」

――一人ずつ登場する戦士達
レッド「レッドリーブス!」
ブラック「ブラックリーブス!」
イエロー「イエローリーブス!」
グリーン「グリーンリーブス!」
ピンク「ピンクリーブス!」

レッド「地球の平和は俺たちが護る!」
5人「龍球戦隊、オズリーブス!!」

マルキガイナス「な、オズリーブスだと!! ハッ! 一人増えたからって、どうということもないわ! アセロポッド! 小手試しだ!」

レッド「イエロー、グリーン、ピンクといっしょにポッドを頼む!」
イエロー、グリーン「オッケー!」
レッド(ブラスターをブレードにしながら)「ブラック! 親玉、くいとめる! いいな!?」
ブラック(ブレードを払って)「隊長さんがマジメにやるならな!」
レッド「言ったな! いくぜっ!」

――怪人に飛び込んでいくレッド。激しく切り込むが皮膚が鏡面上になって弾かれる。
レッド「ブレードでもだめかっ!」
ブラック「そうでもねえぜ! 動きは読めたっ」
――ブラック、ブレードを脇構えにし、走り込む。
マルキガイナス(腕の銃口を上げて)「これでも喰らえっ!」
レッド「リーブラスターッ」(マルキガイナスの腕を撃つ)

――ブラック、その隙にマルキガイナスの間合いへ
マルキガイナス「ムダだっ」
ブラック「ついてこられるかい!?」
――地擦りからすくい上げると見せて薙ぎ払う。ブラックのブレード変幻自在。マルキガイナスの防御、間に合わない。
レッド「さすが、鏡心明智流、免許奥伝っ! こっちもいくぜーっ」
マルキガイナス「き、貴様らっ」

――ピンクをかばうように立つイエローとグリーン。
グリーン「ルートンファー!」(舞いのようにポッドを倒していくグリーン)
イエロー「ピンクの前だからって、張り切るなっつーの! リーブラスター!」
――バタバタと倒れていくアセロポッド。
ピンク「す、凄いっ えい‥‥じゃない、イエローとグリーン!」

――と、ピンクに後ろから忍び寄るアセロポッド
グリーン「ピンク! 後ろっ」
ピンク「きゃーっ マジカル・スティックーッ!!」
――ピンク、目をつぶってマジカル・スティックをポッドの方へ突き出す。ポッド、電撃を喰らって悲鳴をあげ、倒れて消える。
ピンク「わっ‥‥お、お姉さまってば、いつのまに、こんなパワーアップを‥‥‥‥」(両脇から襲ってきたポッドを身体を沈めてよけ)「あなたたちにも、あげるっ」(二体のポッドの頭をスティックで殴る)

イエロー「な、なんか、あんまり心配しなくてよかったって感じ?」
グリーン「何、言ってんのっ あの年頃は調子に乗りやすいんだから、おだてると危ないよっ」
――グリーン、イエローの肩に手を置いて飛び上がると、ポッドの群に飛び込んでいく。

――ポット全滅。マルキガイナスに対峙する5人。

マルキガイナス「フン! だいぶ疲れているようだな、オズリーブス! 私の勝ちだ!」
レッド「そうはいかねえぜっ みんな、ドラゴンアタックだっ」」

――ピンクが最後尾、その両脇手前にグリーンとイエロー、両翼にレッドとブラック。Vの字型になった5人。胸の前に両腕をあげリーブレスに右手を重ねる。
5人「ドラゴンアタック!」
――5人の身体が光に包まれる。胸の前で上下に向かい合わせた掌の中に金色のボールが出現。ボールの中にはそれぞれのカラーの星が煌めいている。5人、それを左脇に引き込み‥‥
5人「シュート!!」
――既に着装がとけた5人。瑠衣から順々に僅かな時間差でそのボールを放つ。リーブレスによってコントロールされる5つのボールがマルキガイナスへ!!

マルキガイナス「ば、ばかな‥‥。ぎゃああーっ!」
――翠川、瑠衣の上にかぶさる。長身の黄龍、さらにその二人を庇うように。赤星と黒羽、リーブラスターを構えて怪人に数歩近づくが、マルキガイナス爆死。

赤星「やった‥‥!」
――赤星、黒羽の顔を見る。2人、右手を叩き合わせる。

翠川「やったーっ」
――赤星、黒羽の方に駆けてくる3人。喜び合う5人。カメラ、上空から。ロングに。

N「暗黒次元の侵略から地球を護るため、龍球戦隊オズリーブスがついに立ち上がった。だが、スパイダルの魔の手は、今、伸び始めたばかり‥‥。負けるな5人の戦士たち! 戦え! 龍球戦隊オズリーブス!!」


   (エンディング)

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