★第9話 (5/5)
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――4人に拳を見せるイエロー。
イエロー「だらしないぜ、みんな!」
レッド「ああ!待ってたぜイエロー!」
――建物から飛び降り、4人の所に駆け寄るイエロー。
レッド「マルキクワンガー!オレたちの本当の力、見せてやる!!」
――ホーンブーメラン、マルキクワンガーの頭に戻る。
マルキクワンガー「ぐっ…………フン!今のは見事であったと褒めてやろう! だがそれもまぐれよ!」
――ツノをもとに戻し、突然背中を向けて似げだすマルキクワンガー。
レッド「しまった!追うぞ!!」
4人「おう!!」
――走る5人。ひと気のない港。
レッド「くそっ、どこへ行った!」
ブラック「暗黒次元に逃げやがったか」
――突然、マルキクワンガーの高笑い。声のする方に注目する5人。
マルキクワンガー「ふわっはっはっはっはっは!!ここだ!!」
――建物の影から現れるマルキクワンガー。その腕に剛少年を抱えている!
イエロー「しまった!!」
マルキクワンガー「どうだぁオズリーブス、手も足も出まい! 一歩でも動けばこのガキの命はないぞ!!」
剛(腕から逃げようともがき)「助けてーっ、オズリーブス!!」
マルキクワンガー「黙れ!!」(剛の首に爪を当てる)「何もできん貴様らなど物の数ではないわ!!」
レッド「くっ……なんて奴だ!!」
ピンク「あ、あの子は……!」
――イエロー、再び剛の言葉が脳裏をよぎる。
イエロー「……剛………」
マルキクワンガー「はーっはっはっはっは!! まずは小生意気なイエローリーブス!! 貴様からだあ!!」
――攻撃に移ろうとするマルキクワンガー。が!横から飛び掛り噛み付くジョン! 思わず腕の力が抜け、その隙に逃げ出す剛。
剛「ジョン!!」
――喜び合う剛とジョン。しかし、マルキクワンガーは怒る。
マルキクワンガー「邪魔しおって犬畜生めが!!許さんぞ!!」
――腕を振り下ろすマルキクワンガー!が、間一髪で飛び込み、剛とジョンを救うイエロー。
イエロー「冗談じゃないぜ!許さんのはこっちだっ!!」
剛「イエローリーブス……!」
イエロー「さっ、早く!」
――避難する剛とジョン。それを見届けるイエロー。
マルキクワンガー「おのれぇ〜揃いも揃ってこうるさい奴らよ!! 死ねイエローリーブス!! 今度こそ真っ二つに引き裂いてくれる!!喰らうがいい、ホーンブーメラン!!」
――回転しながら縦横無尽に飛ぶホーンブーメラン。散らばる4人、だがイエローは動かない。2対のリーブチャクラムを構えるイエロー。(BGM:イエローテーマ曲「黄色い砂塵イエローリーブス」)
イエロー「見せてやるぜオレの技を!! リーブチャクラム・クラッシュローリングシュート!!」
――光を発し猛スピードで飛ぶチャクラム。それに迫るホーンブーメラン。2対がぶつかりあい、爆発が起こる。
マルキクワンガー「ぬううっ!?」
――煙を上げ落ちるホーンブーメラン。2つとも折れている。戻ってきたチャクラムを受け止めるイエロー。
マルキクワンガー「ま、まさかホーンブーメランが! 本当に通用せんとは………!!」
――驚愕し2、3歩あとずさるマルキクワンガー。
レッド「やったぞイエロー!! よしみんな、リーブラスターの力を一つにするんだ!!」
4人「おう!!」
――5人並んで技のポーズ。
レッド「リーブラスター!!」
――5つの銃口を近づける。5つの銃口に重なるように、5つの星と龍の紋章の入った玉の映像が重なる。
5人「リーブスプラズマシュート!!」
マルキクワンガー「ぐわあああああああああ!!!」
――大爆発、マルキクワンガーの最期。5人、勝利ポーズ。
――スパイダル基地。
シェロプ「おのれまたしてもオズリーブスめ……!!」
――どこからか現れる他の幹部3人。
ゴリアント「ぐへへへへ、オレっちも見てたぜシェロプ!! ザマぁねえやな、おめえんとこの手下どもはよ!」
アラクネー「ハッ! 詰めが甘い、我らスパイダル地球侵略軍のいい恥さらしだわ!」
スプリガン「これだから困るんだお坊ちゃま育ちはよ…ええ?侯爵様よ」
シェロプ「く………。フッ、はっはっはっは、やはり平民! 己のことを棚に上げるのは
お得意と見た。貴様らも作戦失敗は同じことであろう? んん?
しかもみな失敗と言っても私以上の成果は上げられず…」
――言葉につまる3人。そこへ響くゆっくりとした足音。
アラクネー「司令官…!」
BI「シェロプよ。貴様の作戦は失敗に終った。この責任を何とする!」
シェロプ「お言葉ですが、司令官殿……」
BI「黙れ! そなたの言い訳など聞きたくもないわ!」
BI、手から電流を発する。苦しむシェロプ。
シェロプ「ぬっ、くおおおお…!」
電流を解除するBI。膝をつくシェロプ。
BI「その痛みは24時間続く。痛みに耐えながら首領Wの御為、何をすべきか考えるがよい……」
―――立ち去るシェロプ。
ゴリアント「ヘッ! いい気味だぜおすまし野郎!」
スプリガン「おいおい、あんまり言っちゃあかわいそうだぜ。あとで見舞いにでも行ってやろうじゃねえか」
BI「ゴリアント、スプリガン、アラクネーよ。次なる作戦は講じてあるのであろうな?」
アラクネー「もちろんですわ司令官。我ら四天王、全ては首領Wのために」
BI「うむ。期待しているぞ」
アラクネー、拳を肩の前に。スプリガン、崩した敬礼。ゴリアント、左右の拳をぶつける。3人同時に、
アラクネー「ははっ」
ゴリアント「へい!」
スプリガン「アイアイサー」
――喫茶森の小路。思い思いの場所に座って談笑する5人。
黄龍「まっなんてーの? オレ様ちょっと本気にさえなったらあの通りって感じ〜?」
翠川「悔しいけどすごかったなー、クラッシュシュート!」
黄龍「クラッシュ『ローリング』シュート!」
瑠衣「瑛那さんホントにかっこよかったわvv特訓の甲斐、あったわね!」
黄龍(急に焦り出す)「へっ?……な、なにそれ?え、誰かそんなことしてたの? やっだなー瑠衣ちゃん、オレ様が特訓なんてカッコわりーことする訳ねーじゃん!」
――4人の顔を見る黄龍。笑顔の翠川、瑠衣。苦笑気味の赤星、そっぽを向いている黒羽。黒羽をちらりと見やる赤星。黒羽、帽子の下でニヤリ笑い。
黄龍「なっ、なんだよその面ぁ〜」
黒羽「さあーて、なんでしょう?」(帽子の鍔を上げて)「君に分かるかな」
赤星(堪えきれず笑い出す)「黄龍、観念しろ!みんな知ってんだよ」
黄龍「は、はあ?リーダーまで何言って…」
――ドアベルが鳴って、剛とジョン来店。
剛「兄ちゃんいる!?」
黄龍「おっ! 来たな剛、バッチタイミング!」
――店内に入る剛とジョン。堰を切ったように勢い込んで話し出す。
剛「なあなあ、兄ちゃん! オレ、イエローリーブスに助けてもらったんだ!!」
黄龍「おおっ! マジマジ〜? やったじゃん剛!!」
剛「こないだあんなこと言ったけどさ、やっぱりイエローリーブス、めちゃめちゃカッコよかったぜ! イエローリーブスはやっぱりヒーローさ!」
黄龍「だろ〜!? はははっ」
――じゃれるように話す黄龍と剛。
剛「でもさ、ジョンだってすげーんだ! 怪人と戦ったんだぜ、ジョン!」
黄龍「マジかよ〜! えらいぜジョン!!」
――黄龍、ジョンの頭を撫でる。尻尾を振って一声鳴くジョン。剛、黄龍の腕を引っ張る。
剛「兄ちゃん行こ! オレ、もっと練習してイエローリーブスより上手くなるんだ!」
黄龍「OK!じゃオレ様も鬼コーチ変身! みたいな?」
――店を出て行く剛、ジョン、黄龍。黄龍、ドアを開けたところで振り返る。
黄龍「黒羽!」
黒羽「んん?」
黄龍「確かにレッドとかブラックは強えよ? グリーン頑張ってるし ピンクもかわいいけど………」
――満面の笑顔で親指を立てる黄龍。
黄龍「子供たちのヒーローは、やーっぱイエローリーブスっしょ!」
――笑いながら店を飛び出す黄龍。立ち上がる翠川、瑠衣。
翠川「待ってよ、エイナ、オレも行く!」
瑠衣「瑠衣も! こう見えてもフリスビー得意なんだから!」
――場面転換、外の黄龍たち。店から飛び出してくる翠川、瑠衣。そのあとでゆっくり出てくる赤星と黒羽。
赤星「はははっ、しょうがねえなあいつら。瑠衣ちゃんはともかく、20歳過ぎてガキなんだからなあ」
黒羽「フッ、以って他山の石とせよって言葉を知らんらしい」(軽く肩をすくめる)「しかし赤星!話を蒸し返すようだが、無学なオレに教えちゃあもらえまいかね」
赤星「何だ?」
――黒羽、2本指で帽子の鍔を上げる。その指で赤星を指差す。
黒羽「男の本当の強さ……」(ギターを肩に担いで)「とは、だ……」
――一瞬驚いたように目を見開く赤星。ふっと走る黄龍の背中を眺める。
赤星「‥‥自信だ!」
――赤星、勢いよくドアの札を返す。『CLOSED』
赤星「おーい、待てよみんな! オレたちも行くぜ!」
――親指を黄龍たちに向ける赤星。フッと笑う黒羽。
――剛・ジョンと走る黄龍、後ろから翠川・瑠衣。さらに後ろの赤星・黒羽の映像にナレーションが入る。
N「激しい特訓の末、イエローリーブスとしての自信と実力を身につけた黄龍瑛那! マルキクワンガーは倒したが、いつまた強敵スパイダルの怪人が放たれるか分からない。負けるな、5人の戦士たち! 戦え! 龍球戦隊オズリーブス!!」
(おしまい)
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