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第10話 発進!リーブロボ参上!
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森の遊歩道を楽しげに歩く男女。木や繁みが不自然に揺れる。不審げに立ち止まる2人。
女「何かしら…」(男の腕を取る) 男(笑って)「タヌキか何かだよ。怖がることない………」 突如姿を現したヒトデンジャー!後ろに倒れる男女。
女「きゃーっ!!」 男「う、うわああ!!」 ヒトデンジャー「ぬはははは…人間ども!貴様らの生気根こそぎ頂くぞ!!」 5本の腕をひろげ男女に迫り来るヒトデンジャー。突然上空から爆音、オズブルーンの機影!飛び降りる赤星。
赤星「でやーっ!!」 上空から蹴り。ふっとぶヒトデンジャー。
ヒトデンジャー「な、何者だぁ!!」 起き上がって辺りを見回すヒトデンジャー。男女を守るように、2人の前に着地する赤星竜太。2人を助け起こす。
赤星「さっ、早く逃げて下さい!」 男「は、はい!」 避難する男女。姿が見えなくなる。
ヒトデンジャー「おのれぇ〜邪魔しおって人間め!私の名はスパイダルは暗黒妖夢族最強の戦士、 ヒトデンジャー!! 貴様の生気喰らい尽してくれようぞ!!」 赤星「ヒトデンジャー!お前に勝手な真似はさせねえぜ!!」 力強くヒトデンジャーを指差す赤星。言い終わると同時に、4人が回転しながら飛び降りてくる。赤星を中心に手前に翠川、瑠衣。横に黒羽、黄龍。
黒羽「オズブルーン!!」 黒羽が手を掲げてパチンと指を鳴らすと、旋回してベースに戻っていくオズブルーン。
ヒトデンジャー「ぬははははは、命知らずな愚か者どもめ!5人まとめて生気は頂くぞ!」 得意げに語り出すヒトデンジャー。
ヒトデンジャー「まずは貴様らの体に我が胃袋を植え付ける! 暗黒次元より生まれた胃袋は すぐに貴様らの体に浸透し、人間どもの目で見ることは出来んのだ。 さすればどこへ逃げようと貴様らの生気は全て私のものよ、ぬわーっはっはっはっは!!」 翠川「くそお…なんて奴だ!!」 赤星「ヒトデンジャー、許さん!!」 飛び掛ってくるヒトデンジャー。ジャンプでかわす翠川、瑠衣。ヒトデンジャーと衝突、組み合う赤星。両横からジャンプキックを浴びせる黒羽。転がるヒトデンジャー。森の中からバック転しつつアセロポッド隊出現。
翠川「出たなっ!オレだって身の軽さじゃ負けないぜ!」 木の蔓につかまり崖の向こうに飛び移る。途中、アセロポッドたちを蹴飛ばしていく。瑠衣、木の枝に飛びついて大車輪。アセロポッドを蹴り飛ばす。
黄龍「瑠衣ちゃんナイス!……うわっ!」 数体のアセロポッドに捕まる黄龍。黒羽、ギターを上に放り投げてアセロポッドたちを飛び2段蹴りから後ろ回し蹴り、手刀当てで倒す。倒れて消えるアセロポッドを尻目に手袋を引っ張って整え、落ちて来たギターを受け止める。尻餅をついている黄龍。
黄龍「か〜っ、目立てねーからってカッコつけちゃって……よっ!!」 前転途中の姿勢で両足を揃えて上に蹴り上げる。アセロポッドの顎にヒット。ヒトデンジャーと闘う赤星。防戦一方。5本腕の1本に殴り飛ばされる。
赤星「うわあっ!!」 崖を派手に転げ落ちる赤星。
黒羽「赤星っ!!」 最後のアセロポッドを倒した黒羽、崖下に手を伸ばす。。向こうの崖から翠川が走ってくる。
翠川「リーダーーっ!!」 崖の上、赤星に気をとられた瑠衣。その隙に伸びるヒトデンジャーの腕!
黄龍「瑠衣ーっ!」 瑠衣「瑛那さん!!」 瑠衣をかばってヒトデンジャーの腕に捕らえられる黄龍。飛びついて引き剥がそうとする瑠衣。腕から離れる黄龍、勢いがついて吹っ飛ぶ黄龍と瑠衣。
瑠衣「きゃあーっ!!」 黄龍「瑠衣!!」 崖を転げ落ちる2人。赤星が転がっているところまで落ちる。岩場。苦しげに立ち上がりかけ、手を伸ばす赤星。
赤星「る、瑠衣、黄龍…」 崖を走り降りて駆け寄る翠川。
翠川「しっかりして3人ともっ!」 崖の遥か上、岩に亀裂が!!
黒羽「みんな離れろーっ!!」 横っ飛びに4人のところに飛び込む黒羽!同時に落石!!岩に埋まってしまう5人。崖の上から見下ろすヒトデンジャー。
ヒトデンジャー「ちっ…勝手に死におったわ。奴らの生気さえ吸えば相当の パワーアップが望めたものを……」 背を向けて去ろうとするヒトデンジャー。が、
赤星「待てっ!!」 ヒトデンジャー「ぬう!?」 岩をどけて立ち上がる満身創痍の赤星、以下同じように4人。
赤星「着装!!」 4人「着装!!」 変身する5人!
レッド「龍球戦隊!」 5人「オズリーブス!!」(名乗りポーズ) ヒトデンジャー「何い〜っ!?貴様らがオズリーブスだったのかぁ!!」 レッド「罪もない人々に胃袋を植付け、あまつさえその生気を我が物とし 人々を死に至らしめようとするヒトデンジャー! 許せんっ!!」 スパイダル基地。振り向き様アラクネー。
アラクネー「何っ!オズリーブスが現れた!?」 アラクネーの前にアセロポッド。
アラクネー「またしても奴らめ……ええい忌々しいっ!」 マントを後ろにさばく。ふと思いついた顔。
アラクネー「アセロポッド!」 アセロポッド、敬礼。
アラクネー「ただちにディメンジョンストーン制御光線遠隔操作装置と次元回廊の準備をおし!わたしも三次元へ向かう!」 ヒトデンジャーと闘う5人。
レッド「行くぞっ!レッド!!」 ブラック「ブラァック!!」 レッド・ブラック「ダブル回転フルキック!!」 2人揃ってジャンプ、落下スピードに回転を加えたキック。 もんどり打って転がるヒトデンジャー。
イエロー「今だ!」 イエロー・グリーン「リーブラスター!!」 ヒトデンジャー「ぎゃあああ…!」 走ってくるピンク。イエロー・グリーンの肩を踏み台にジャンプ。
ピンク「マジカルスティック、ジャコビニ流星ショット!!」 スティックからリーブ波動、ヒトデンジャーを襲う。が、途中で何者かに相殺される!空中で大爆発。
ピンク「な、なんですって!?」 不可解そうに立ち上がるヒトデンジャー。何もない空間から不気味な笑い声!
「ふっふっふっふっふ………」レッド「何者だっ!姿を現せ!!」 空間に稲妻が走る。その稲妻が徐々に集中し球体になり、その中から現れるアラクネー。
アラクネー「わたしはスパイダル三次元侵略軍四天王が一人、夢織将軍アラクネー!!」 レッド「スパイダル四天王!!シェロプの仲間か!」 アラクネー「黙れ汚らわしい!! シェロプのごとき己が無能を棚に上げ、 身分を笠に着るような下衆と同列するな!! ことごとく我々の邪魔をするオズリーブス… しかしそれも今日までよ。ここが貴様らの墓場だ!!」 岩肌の崖の上に飛び上がり、手をヒトデンジャーに向ける。
アラクネー「ヒトデンジャー! 喜ぶがいい、ディメンジョンストーン制御光線が完成したわ! これでお前は無敵よ!!」 手甲の石をヒトデンジャーに向け、石が光る!が、何も起きない。
アラクネー「な、何ですって!?なぜ巨大化しないっ!!」 何度か試すが、やはり何も起きない。
アラクネー「ちいっ……ええい無能な科学者どもめ! ‥‥今日のところはこれで撤退よ、 しかしオズリーブス! ここで貴様らがヒトデンジャーに殺されることに変わりはないわ! ゆけ、ヒトデンジャー!!」 ヒトデンジャー「おのれ、オズリーブス…!!」 上半身の5本の腕を全部外側に開くヒトデンジャー。
レッド「これで最後だヒトデンジャー!」 5人「スターバズーカ!!」 ヒトデンジャー「ぐぎゃああああ!!!」 ヒトデンジャー大爆発。
アラクネー「お、おのれぇ……!!」 が、爆発したあとの煙の中に赤い光る粒子が飛び交っている。
アラクネー「!?……はっ、まさか、あれは………!」 アラクネー、慌てて手甲の石を操作し制御光線を送る。光線が走り、爆発地点でヒトデンジャーの形を成していく。
アラクネー「そ、そうか…一度三次元で暗黒次元の命を失わねば制御光線は正常に作動しない……」 アラクネー、自信を取り戻し一歩前に出て叫ぶ。
アラクネー「蘇れヒトデンジャー!! そしてそこの薄汚い虫ケラどもを踏み潰し、 首都東京を攻め落とすのだっ!!」 ヒトデンジャー、巨大化!!
アラクネー「ははははは、さらばだオズリーブス!! 我らの侵略とくと見るがいいわ! 地獄でな!!ハーッハッハッハ!!」 マントを翻し、消える。下から見上げる巨大ヒトデンジャー。吠え声が天に響く。5人、地響きを立てて歩いてくるヒトデンジャーをかわしながら。
グリーン「どうしようっ、もうダメだよっ!」 イエロー「マジでアウトだぜ…!!」 レッド「バカ野郎っ!! ここでオレたちが何とかしなかったら、世界はどうなる! なんとしてでも食い止めるんだ!!」 リーブラスターを撃つレッド。巨大ヒトデンジャーの足に命中。が、効果なし。
ブラック「レッドの言う通りだ!ブラックチェリー!」(顔を狙って)「とりゃあっ!!」 腕で弾かれる矢。
レッド「ブラック!オズブルーンを…」 ブラック「無理だ! ブラックチェリーでも、ああなんだぞ!!」 レッド「くっ……このままじゃあ…!!」 突然ヒトデンジャーの頭上で爆発! 次の瞬間、猛スピードで飛び去っていく巨大な機影。
ピンク「あれは…!?」 続いてさらに大きな機影。そしてヒトデンジャーの胴体で大爆発!
レッド「まさか!」 ブラック「いや…」 東西からエンジン音。黄色い車と緑の車。
イエロー「嘘だろ?」 グリーン「ホントだよっ!」 上空を滑空するスタードラゴン。その上の雲の中から現れるジェットドラゴン。岩の間から砲塔を上げるランドドラゴン。崖から飛び降りるターボドラゴン。岩の凹凸を巧みにさけて走るラガードラゴン。5人のリーブレスに通信、葉隠博士。
葉隠『みんな、待たせたのお!! それぞれのメカに乗り込むんじゃ!! リーブレスの右横の スイッチを押すんじゃ、そうすればスーツのリーブ粒子で操縦席まで移動できる!!』 レッド「わかりました!みんな、行くぞっ!!」 4人「おうっ!!」 レッド(スイッチを押して)「ジェットドラゴン!」 マスクのマークが光ってジェットドラゴン搭乗。雲の間から旋回。
ブラック(スイッチON)「ランドドラゴン!」 マークが光ってランドドラゴン搭乗。岩を破壊しながら発進。
イエロー(スイッチON)「ターボドラゴン!」 マークが光ってターボドラゴン搭乗。ホイルスピンさせて発進。
グリーン(スイッチON)「ラガードラゴン!」 マークが光ってラガードラゴン搭乗。ドリフトを利かせて走る。
ピンク(スイッチON)「スタードラゴン!」 マークが光ってスタードラゴン搭乗。雲を曳きながら後ろに回転。
レッド「合体シフト、リーブロボ!!」 ターボドラゴン・ラガードラゴンが変形、足の部分になる。ランドドラゴンが合体飛行、胴体になる。スタードラゴンが腰になり連結。胴体ランドドラゴンの上にジェットドラゴンが胸部、腕になる。最後に頭部が現れる。5人同じコクピット。最前列中央にレッド、左右にイエロー・グリーン。真ん中にピンク、最後尾にブラック。
レッド「チャージアップ!」 5人「リーブロボ!!」(操縦名乗りポーズ) リーブロボと巨大ヒトデンジャーの戦い。ヒトデンジャー腕の攻撃、リーブロボその腕を掴んで投げ飛ばす。立ち上がるヒトデンジャー、リーブロボパンチで吹っ飛ぶ。
レッド「龍球剣だ!!」 レッド、操縦桿のスイッチを押す。リーブロボの手に龍球剣。
レッド「龍球剣!!」 5人「リーブクラッシュ!!」 龍球剣の柄の玉に五色の星が光り、剣全体が輝いてヒトデンジャーを一刀両断。ヒトデンジャー、大爆発。
スパイダル基地。敬礼し何事か伝えるアセロポッド。
アラクネー「黙れっ!!」 5本の指先から極細の糸を出してアセロポッドの首を締め上げるアラクネー。アセロポッドの体が宙に浮く。アラクネー、腕を振り払う。糸が消え、アセロポッドは倒れて消える。
アラクネー「……おのれ小癪な、オズリーブスめ………!!」 拳を固める。ギリッ、という音。
アラクネー「許さぬ……………」 オスベース。地下ドッグ。ブリッジに立つ5人と葉隠、有望。ドッグには合体した状態のリーブロボ。
翠川「すっげー!! すげえ、すっげえよ、博士っ! これがリーブロボかあ〜」 葉隠「そうじゃよテル坊。こうして見るとまた感慨深いもんじゃろ!」 翠川「うんっ!」 目を輝かせながらリーブロボに見入る翠川。
黄龍「なーに言ってんだか。実際乗ったんじゃん」 瑠衣「ううん、乗ってるだけじゃ、こんなにすごいって分からなかったもん!」 言葉に詰まって頭を掻く黄龍。
赤星「でも驚きましたよ、博士、まさかこんなもんまで、用意してるなんて!」 葉隠「それより乗り心地はどうじゃった?」 赤星「あ、それそれ! ちょっとイスが柔らかすぎます、あれじゃあ応接間ですよ。 ショックを和らげるっていうには大げさすぎ…」 機嫌を損ねたような有望。そっぽを向いて、手すりに頬杖をつく。
葉隠(赤星の言葉を遮って)「あ、い、いかんいかん!」(赤星に耳打ち) 「ありゃ有望くんの担当だったんじゃよ〜」 赤星「えっ? おい有望〜、頼むよ!もうちょっと固くして…」 有望(有無を言わせない口調)「わかりました。よりショックに強い機体のため、 チタンで作り直させて頂きます!」 赤星「なんだって!?お、おい有望!やりすぎじゃねえか!」 有望「もちろんレッドの席だけです!あなたのお尻にはちょうどいいでしょう?」 黒羽(2人の肩に手を置いて引き離す)「はいはい、はいと…」 (2人の顔の間でゆっくりチッチッチッと指を振る) 「皆さん、ロボに関しちゃあもっと他に言うべきことが見当たりませんかね」 4人、顔を見合わせる。黒羽、ドッグに親指を向ける。その先に、田島たちが忙しく働いている。葉隠と有望、笑顔を交し合う。5人、手すりに沿って立つ。
赤星「ああ。俺たちは、俺たちだけで戦ってるんじゃねえ。いつだって博士や有望、 洵…田島さんたちと一緒に戦ってるんだ」 葉隠「今日から、新しい仲間も増えたしのお」 リーブロボを見上げる一同。
ナレーション「新たな仲間、合体超兵器リーブロボ! しかし、スパイダルもまた 怪人を巨大化するディメンジョンストーン制御光線を完成させていた! ますます激しくなるスパイダルとの戦い。 負けるな、5人の戦士! 戦え!龍球戦隊、オズリーブス!!」 ===***===(エンディング)===***=== (前編) <後編> (戻る) |